ミラキル・ファジーロフ・タシケント市ヤッカサライ「ファジーロフ・オタ」日本人墓地墓守・清掃担当に対する叙勲について
平成29年11月6日
11月3日、平成29年秋の外国人叙勲において、日本政府は、ミラキル・ファジーロフ・タシケント市ヤッカサライ「ファジーロフ・オタ」日本人墓地墓守・清掃担当に旭日単光章を授与することを発表しました。同氏への叙勲は、ウズベキスタンにおける日本人抑留者の歴史保存及び日本人墓地の保全に寄与したことによるものです。
●賞賜:旭日単光章
●功績概要:ウズベキスタンにおける日本人抑留者の歴史保存及び日本人墓地の保全に寄与
●氏名(年齢):ミラキル・ファジーロフ(75歳)
●経歴:タシケント市ヤッカサライ「ファジーロフ・オタ」日本人墓地墓守・清掃担当
功績概要
ミラキル・ファジーロフ氏は、ヤッカサライ地区の日本人墓地で約40年に亘り清掃・管理を行ってきました。同人の父親も同じく日本人墓地の清掃・管理を含め、墓守として60年に亘り勤務し、その功績を称えカリーモフ前大統領の許可の下、墓地の名前が同人の父親の名前にちなみ「ファジーロフ・オタ」と名付けられました。ファジーロフ氏は、父親から受け継いだ日本人墓地の維持・管理に努め、2015年10月にウズベキスタンを公式訪問した安倍総理、元日本人抑留者及びその親族、ウズベキスタンを訪問する日本人が、管理が行き届いた同墓地に感銘を受けています。このように、ウズベキスタンにおける日本人抑留者の歴史保存及び日本人墓地の保全とともに、両国間の友好及び相互信頼の強化に尽力した同氏の功績は極めて大きいと言えます。