大使挨拶

皆様、初めまして。
12月2日にウズベキスタンに着任いたしました羽鳥隆と申します。日・ウズベキスタン外交関係樹立30周年を記念するこの年に当地へ赴任することができ、大変光栄に存じます。
私は以前、在バンクーバー総領事館や、在韓国大使館で勤務いたしました。中央アジアで勤務するのは初めてとなりますが、歴史と文化が豊かなウズベキスタンは中央アジアの中でも非常に親日的な国として知られており、赴任を楽しみにしておりました。
日本にとって重要な戦略的パートナーであるウズベキスタンとの関係は、近年ますます深化しています。2019年にはミルジヨーエフ大統領が日本を訪れ、両国間関係はより一層強化されました。コロナ禍が過ぎ去ろうとしている本年には林外務大臣がウズベキスタンを訪問するなど、要人往来も再び活発になってきています。その他、今年は、二国間で初となる姉妹都市提携が、奈良市とサマルカンド市の間で締結され、地方都市間の交流や人的交流もより活発化していくことが期待されます。国際場裡でも、ウズベキスタンは今年、上海協力機構(SCO)サミットや、テュルク諸国機構(OTS)サミットを主催するなど、一層存在感を増しています。このように、益々発展していくウズベキスタンと様々な分野で協力し、より豊かな二国間関係を目指していきたいと思います。
先人たちによって築かれ、今日まで続いている日本とウズベキスタンの良好な関係を維持し、更に深めていくことができるよう努めていきたいと思いますので、皆様、どうぞご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
令和4年12月7日
駐ウズベキスタン日本国特命全権大使
羽鳥隆