藤山美典・駐ウズベキスタン日本国大使による国立世界言語大学における講演
令和2年2月27日


2月12日,藤山美典・駐ウズベキスタン大使は,国立世界言語大学において講演(演題「昨年12月のミルジヨーエフ大統領による初の訪日」)を行いました。講演では,ミルジヨーエフ大統領のプライベートも含めた初めての訪日という外交的意義,大きな成果として経済関係の強化,特に我が国はウズベキスタンの市場経済化への進展に一層取組んでいく旨が紹介されました。


具体的には,JICAを通じた電力や農業分野への円借款援助が1.7億ドル(約1900億円)に上ったこと,観光,地方・学術交流や大・中小企業による投資実現のため,民間セクターで60以上の合意文書が作成されたことも触れられました。
政治面でも,「中央アジア+日本」や中央アジア諸国首脳評議会などを通じ,中央アジアの安定化のために引き続き努力することで一致した他,我が国の重視する外交課題,北朝鮮の核開発,拉致問題の解決に向けた取り組みについてミルジヨーエフ大統領から力強いサポートが得られたことなどが紹介されました。
講演の最後に藤山大使は,今回の大統領訪日もあり,日本でウズベキスタンに対する注目度も高まりつつある,大使として,訪日はむしろスタート地点として,フォローアップに全力を尽くしていく決意を述べました。


講演後は,世界言語大学学生によるウズベキスタン伝統舞踊や日本の歌やダンスが披露された他,同大学の日本語弁論大会で1位に輝いた女子学生による流ちょうなスピーチが行われ,盛会の内に終了しました。