無償資金協力「カラカルパクスタン医科大学病院医療サービス改善計画」に関する交換公文署名式の開催

令和4年2月1日
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    2月1日、藤山美典駐ウズベキスタン共和国日本国特命全権大使とベクゾッド・ムサーエフ・ウズベキスタン共和国保健大臣(H.E. Mr. Bekhzod MUSAEV, Minister of Health of the Republic of Uzbekistan)との間で、供与限度額7億9,400万円(約735万ドル)の無償資金協力「カラカルパクスタン医科大学病院医療サービス改善計画」に関する書簡の交換が行われました。

    ウズベキスタンの北西に位置するアラル海は、旧ソ連時代からの綿花栽培のための過剰な灌漑により縮小が進み、砂漠化と塩害が発生しています。このため、アラル海に面するカラカルパクスタン共和国では開発が遅れるとともに住民の健康被害が生じています。このような状況を踏まえ、2021年、ウズベキスタン政府は、地域住民の保健医療サービスへのアクセス改善と医療人材育成の拠点となるカラカルパクスタン医科大学病院を新設しましたが、同病院では必要とされる医療機材が不足しています。

    この計画は、カラカルパクスタン医科大学病院に対し、日本企業製品を含む質の高い医療機材及び医学教育機材の供与を行うものです。この協力により、同地域の保健医療サービス及び医学教育の質の改善が図られ、同地域住民の健康増進に寄与することが期待されています。