草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約署名式の実施

平成30年3月14日

 3月9日、ウズベキスタン・日本人材開発センターにおいて日本国政府の草の根無償資金協力による贈与契約の署名式が開催されました。今年度は合計12件(供与限度総額687, 141米ドル)の事業について、日本政府を代表として伊藤伸彰大使が署名を行いました。署名式にはアブドゥハキム・ホジバーエフ保健省次官、ディルショド・ケンジャーエフ国民教育省次官、カフラモン・アリーポフ就学前教育省次官も出席しました。


医療機材整備事業
・ナマンガン州緊急医療病院医療器材計画(供与限度額:110,607米ドル)
・フェルガナ州障害児リハビリテーションセンター医療器材計画(供与限度額:74,703米ドル)
・タシケント市第7番臨床病院医療器材計画(供与限度額:99,602米ドル)
・カシカダリヤ州障害児リハビリテーションセンター医療器材計画(供与限度額:91,700米ドル)


学校機材整備事業
・カラカルパクスタン共和国ヌクス市第2番学校機材整備計画(供与限度額:32,203 米ドル)
・カラカルパクスタン共和国チンバイ地区第38番学校機材整備計画(供与限度額:52,478米ドル)
・タシケント市ウチテパ地区第251番学校機材整備計画(供与限度額:30,599米ドル)
・ジザク州バフマール地区第1番学校機材整備計画(供与限度額:55,548米ドル)
・カシカダリア州カルシ市視覚障害児特別寄学校機材整備計画(供与限度額:30,710米ドル)
・スルハンダリア州ムズラバッド地区第7番特別寄宿学校機材整備計画(供与限度額:45,256米ドル)
・ホレズム州クシュクピル地区第27番幼稚園機材整備計画(供与限度額:30,012米ドル)
・サマルカンド州ジョンボイ地区第9番幼稚園機材整備計画(供与限度額:33,723米ドル)

 伊藤大使は署名式において、「まず始めに、明後日3月11日は東日本大震災7周年となるが、震災直後にウズベキスタンからは毛布やテントなどの支援物資を頂きました。この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。1995年より日本政府はウズベキスタン国民の福祉の向上を目的として保健・教育・農業分野において草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトを実施しており、これまでに371案件のプロジェクトが実現され、その総額は約2650万米ドル以上に上ります。本日は保健・医療分野4件、教育分野8件の合計12件の贈与契約に署名を行います。これらの支援は、日本の納税者の貴重な税金を活用しており、日本国民のウズベキスタンへの友情を示すものです。今後有効にご活用頂ければ幸いです」と述べました。