「ウズベキスタンで1940年代に生活した日本人の記録」資料館の開館式典が行われました

令和6年5月2日
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  4月30日、「ウズベキスタンで1940年代に生活した日本人の記録」資料館の開会式典が行われ、ジャリル・スルタノフ資料館長、リソラト・ジャリロワ副館長、アジズ・アブドゥハキーモフ生態・環境保護・気候変動大臣及び羽鳥大使が出席しました。
  開会式の冒頭、スルタノフ館長が挨拶を行い、資料館の外観を中身となる展示品と合わせるため、今般、日本的な外観の資料館を創設したと説明し、歴史愛好家として行ってきた趣味のような活動が転じて生きる意味となったと述べました。
  次に、羽鳥大使から、スルタノフ館長のこれまでの活動の紹介とともにスルタノフ館長に対する感謝の意が伝えられ、新しい資料館が、ウズベキスタンの発展に尽くした日本人抑留者の功績とその日本人を暖かく迎えてくれたウズベキスタンの人々の心を永遠に伝えることにより、両国の長い友情の印として、これからも大切な役割を果たしていくことへの期待が示されました。祝辞の後、羽鳥大使からスルタノフ館長へ寄贈品が贈呈されました。
  アブドゥハキーモフ大臣からは、スルタノフ館長の活動に対する謝意が示され、新しい資料館が二国間の友情の象徴となったと強調されました。

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  最後にテープカット式が行われ、資料館の開館が祝われました。開館式典後はスルタノフ館長から展示品の説明が行われました。新しい資料館は、スルタノフ館長が1991年のウズベキスタンの独立を機に、ウズベキスタンにて抑留された日本人ゆかりの収容所や墓地などの資料や証言を収集したものを展示するため、1998年にご子息宅の敷地に、私財を投じて開館した「日本人抑留者記念館」の後身となるものです。