地方道路整備のための機材引渡式の開催

令和2年12月23日
道路機材供与式1
道路機材供与式2

 12月18日、藤山美典駐ウズベキスタン共和国日本国特命全権大使とアブドゥラフモン・アブドゥヴァリーエフ運輸省次官兼国家道路委員会委員長の参加の下で、2018年に署名した供与額8億円(約7.3百万ドル)の無償資金協力「経済社会開発計画」で調達された道路整備のための機材の引渡式が行われました。

 この計画により、日本製の優れた道路整備のための車両、すなわち(1)Road Stabilizer、(2)Vibratory single drum roller 、(3)Vibratory tandem roller、(4)Pneumatic tire rollerが地方4州(シルダリア州,ジザク州,ホレズム州,カラカルパクスタン共和国)に合計16台供与されました。
 
 これら地域の農村部の道路は、未舗装部分が多く存在し、夏季にしばしば発生する大雨による冠水や土砂災害、冬の厳寒期の凍結などが多々発生しているため、その迅速な整備及び災害発生時の復旧は、人口の大多数が居住する地方における経済・社会の安定性確保のための喫緊の課題です。
 
 これらの機材を活用することで、地方の道路整備事業の施工プロセスの大幅な効率化・工期短縮が実現することとなり、これがウズベキスタン国内の運輸・物流機能の抜本的改善と経済の活性化に貢献することが期待されています。

道路機材供与式3
道路機材供与式4