平成30年度天皇誕生日祝賀レセプションの実施

平成30年12月11日

 12月4日、タシケントにおいて平成30年度天皇誕生日祝賀レセプションを行い、ウズベキスタン政府高官、経済、文化関係者、報道関係者、在ウズベキスタン外交団、現地在留邦人など約500名の来客と共に、天皇陛下の御誕生日を御祝いたしました。会場では日本料理と日本酒が振る舞われ、当地ではなかなか味わえない本場の日本の味を大いに堪能していただきました。
 また、冒頭挨拶において、伊藤大使が今年を振りかえり、当館の活動等について概要以下の通り報告を行いました。

【政治・経済分野】
●本年1月、大使館開設25周年を迎え、これまで我が国は、ウズベキスタンとの二国間関係の強化に努力してきました。本年も、我が国からは中根外務副大臣がウズベキスタンを訪問、ウズベキスタンからはサファーエフ上院第一副議長に訪日頂きました。
●本年10月には、第14回日・ウズベキスタン経済合同会議が東京で開催され、ホルムラードフ副首相とホジャーエフ対外貿易大臣他高官が訪日し、180社もの日本企業関係者が同会議に参加しました。経済関係の更なる強化に繋がることを期待したいと思います。

【文化・観光分野】
●2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。また先日、2025年国際博覧会が大阪で開催されることが決定しました。大阪万博は2020年オリンピック・パラリンピックとともに、東アジアとウズベキスタンを結びつけ、ウズベキスタンにとってもスポーツや観光、ビジネスを全世界にアピールする絶好の機会になることを期待します。
●日本の東北地域の伝統工芸展や浪曲公演を開催した他、野依ノーベル化学賞受賞者・名古屋大学特任教授がウズベキスタンで特別講演を行いました。
●本年2月、ウズベキスタン政府は日本国民に対して査証免除措置を導入、右措置の効果もあり、本年の日本人のウズベキスタン渡航者数は昨年同期比で2倍以上増加し、人的交流が強化されています。来年はウズベキスタンを舞台にした日・ウズベキスタン合同制作映画が公開される予定です。この映画を観て、ウズベキスタンに訪問を希望する日本人が更に増えることを期待したいと思います。

【結語】
●来年は、我が国にとり極めて重要な年となります。1月には天皇陛下は御在位三十年をお迎えになられるとともに、4月に御退位され、5月には皇太子殿下が天皇陛下に御即位されます。
●天皇陛下の御在位中、我々は、陛下の御心を体し、過去の歴史に学びつつ、引き続き他の国々から信頼される日本をつくり、世界の平和と人類の福祉のために最善を尽くす決意を新たにしています。
●日ウズベキスタン関係においても、我が国は、安倍総理大臣及びミルジヨーエフ大統領のリーダーシップの下、今後も強固な戦略的パートナーシップ関係を発展させ、国際場裡における協力を継続し、国際社会の平和に貢献する所存です。