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平岡邁ウズベキスタン共和国駐箚日本国特命全権大使スピーチ
(「スルハンダリヤ州バイスン中央病院医療機材整備計画」供与式)

 

 

  ご列席の皆様、

  アッサラーム・アレイクム!

  日本国民を代表し、本日、草の根人間の安全保障無償資金協力案件「スルハンダリヤ州バイスン中央病院医療機材整備計画」の供与式を実施できますことを心からお祝い申し上げます。タブリクライマン!

  今回、本件草の根無償資金協力により、スルハンダリヤ州バイスン中央病院に対して、合計85,370米ドルの人工呼吸器、心肺機能監視モニター、手術用器具、産婦人科用処置器具等の新しい医療機材が整備されました。スルハンダリヤ州バイスン中央病院の関係者の皆様、住民の皆様に対し、重ねてお祝い申し上げます。本日の供与式は、まさにウズベキスタンと日本の友情の象徴です。

  日本政府は、ウズベキスタン国民の社会環境及び福祉の向上を目的として、1995年よりウズベキスタンにおいて教育環境、医療環境の改善及び女性の社会的地位の向上等を目指す草の根・人間の安全保障無償資金協力を開始し、この14年間で合計262件、15百万米ドル以上の協力を実施しており、その中で、スルハンダリヤ州内の病院や学校等に対して合計17件、106万米ドル以上の支援を実施しております。

  カリモフ大統領によって「地方の開発と向上の年」とされた本年の開幕にあたり、私は、ウズベキスタンの地方における6つの病院(スルハンダリヤ州バイスン地区中央病院、ナボイ州キジルテパ地区中央病院、ブハラ州カラクル地区中央病院、フェルガナ州小児病院、ナマンガン州チャルタク地区病院、アンディジャン州小児病院)に関する贈与契約に署名し、合計514,600米ドルの支援を実施しました。  
 
  私は、こうした協力により、スルハンダリヤ州及び各地方における医療水準が向上し、住民の皆様がご健康、ご長寿、そして幸せな人生を送られますことを、並びに、スルハンダリヤ州及び各地方の開発と向上を促進し、ウズベキスタン国がさらに発展し繁栄していくことを心から念願しております。


  日本とウズベキスタンとの友好関係がさらに強化されることを、そして本日供与式を行いました本案件の他、我が国が実施した草の根・人間の安全保障無償資金協力が日・ウズベキスタンならびにその国民の友好・親善関係のさらなる架け橋となることを心から祈念しております。
カッタ・ラフマット!


  平岡邁ウズベキスタン共和国駐箚日本国特命全権大使

住所:UZBEKISTAN 100047, Tashkent, Sadyk Azimov st., 1-28 
 連絡先(代表電話) 電 話  998-71-120-80-60,61,62,63  FAX 998-71-120-80-77
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