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能・狂言公演

 

期間:2012年9月23日、25日
会場:シェルドル・メドレセ、サマルカンド市(23日)。国立音楽院大ホール、タシケント市(25日)
主催:「日本・ウズベキスタン国交20周年記念 シルクロードと日本を結ぶ美の交流実行委員会」、日本大使館、筑波大学

協力:NPO法人奈良能、日本能楽協会、ウズベキスタン文化・スポーツ省、サマルカンド州行政府

 

能楽一噌流・笛方の藤田次郎先生(重要無形文化財)を中心に日本能楽協会等関係者の方々が主体となって組織された「日本・ウズベキスタン国交20周年記念シルクロードと日本を結ぶ美の実行委員会」、在ウズベキスタン日本大使館、筑波大学の主催、NPO 法人「奈良能」、ウズベキスタン文化・スポーツ省、サマルカンド州政府等のご協力により、ウズベキスタンで史上初めてとなる本格的な能・狂言の公演が行われました。演目は、能「羽衣」「猩猩乱(しょうじょうみだれ)」、狂言「棒縛(ぼうしばり)」の三本立てでした。


サマルカンドでの公演は世界遺産であるレギストン広場の一角に位置するシェルドル・メドレセの中庭で行われました。美しくライトアップされた青いタイルのアラベスク文様に装飾された建物に周囲を囲まれた場所には、五色の揚幕や木製の欄干も備えた能舞台が設置され、演者の方々による熱演が繰り広げられました。古都の月夜の下でのその光景はまさに幽玄の世界そのもので、ティムール王朝の時代にまで遡る古の地に日本の伝統的な舞台芸術が花開き、シルクロードを舞台とする東西の文化交流の歴史にまた新たなエピソードが刻みつけられたのだと言えましょう。


タシケントでの公演はウズベキスタン国立音楽院大ホールにおいて、会場に入り切れない程多数の観客を迎えて行われました。今回の公演、ウズベク人の観客の皆さんが、能・狂言のみならず、そこに体現された日本文化や伝統の深層部分そして精神性についても触れることの出来る貴重な機会であったと思います。ウズベク側からもサマルカンドでは民族舞踊団「ソグディアナ」が、タシケントでは国立音楽院の民族楽器アンサ ンブル「ソグディアナ」が共演し、能・狂言の舞台に彩りを添えてくれました。

 

今回の演目である能「猩猩乱」は祝祭をテーマとした内容なのですが、主人公である猩々(大酒飲みの架空の動物)の煌びやかな赤い衣装は、日ウ両国の外交関係樹立20周年を祝うシンボルとしていつまでも両国の人々の記憶に残ることでしょう。

 

 

 

「能・狂言公演(2012年9月実施)紹介ビデオフィルム(著作権:日本能楽協会藤田次郎氏)」

 

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