ウズベキスタン共和国に対する円借款「畜産振興・家畜衛生強化事業」 に関する交換公文の署名・交換
12月20日に開催された「中央アジア+日本」対話第1回首脳会合に先立ち、同17日(現地時間同日)、東京において、平田健治駐ウズベキスタン特命全権大使と、ラジズ・クドラートフ・ウズベキスタン共和国投資・産業・貿易大臣(H.E. Mr. Laziz KUDRATOV, Minister of Investment, Industry and Trade of the Republic of Uzbekistan)との間で、「畜産振興・家畜衛生強化計画」のための円借款の供与(供与限度額213.68億円)に関する書簡の署名・交換が行われました。
1 案件概要
(1)ウズベキスタンでは、人口の増加により食料自給率の低下が予想されており、食料安全保障の観点から国内生産の増加、特に農業生産高の約50%を占める畜産分野の生産性向上は急務となっています。この協力は、畜産農家・畜産関連企業へのツーステップローンの供与や、動物疾病診断・食品安全性センターへの機材供与等により、畜産農家・畜産関連企業の資金アクセス改善及び家畜衛生の強化を図り、もって畜産業の振興及び食料安全保障の強化に寄与するものです。
(2)今回の首脳会合において発出された首脳共同宣言では、「産業多角化」が協力の重要な方向性の一つとして挙げられており、この協力はこれを具体化するものです。この協力を通じ、我が国とウズベキスタンの友好関係の更なる強化に貢献することが期待されます。
2 供与条件
(1)金利:円建て2.30%
(2)償還期間:20年(うち据置期間6年)
(3)調達条件:一般アンタイド